2026年4月23日、ANAからSFC(スーパーフライヤーズカード)の制度変更が発表されました。
ネット界隈では「改悪だ」「SFC終了」「解約する」「いや維持する」と大騒ぎになっていて、XもブログもYouTubeも、みんなそれぞれの立場でいろんなことを言っています。
で、私はどうするかというと、SFCがのっているANAアメックスゴールドは解約しません。
今後も継続します。
ただ、これは「改悪なんて大したことないぜ」とか「300万修行余裕だぜ」とかそういう話ではなくて、
そもそも私がANAアメックスゴールドを持っている理由がSFCとあまり関係ないから、という話です。
今回の改悪のざっくりおさらい

2028年4月から、SFC会員が「SFC PLUS」と「SFC LITE」の2つに分かれます。
PLUSになるにはANAカードとANA Payの年間決済額が300万円以上必要で、PLUSなら今まで通りANAラウンジとスターアライアンス・ゴールドが維持されます。
300万円に届かないとLITEになり、ラウンジは使えなくなるしスタアラもシルバーに格下げ。ただしSFC資格自体は消えず、優先チェックインや優先搭乗、手荷物優先受け取りはLITEでもそのまま使えます。
最初の判定期間は2026年12月16日〜2027年12月15日で、その結果が2028年4月から反映されます。
つまり2028年3月までは決済額に関係なく今まで通り。まだ猶予はあります。
「一度の修行で永久にゴールド」というSFC最大の魅力が崩壊したわけで、ネットが騒ぎになるのも当然です。
私がANAアメックスゴールドを選んだ理由

私がSFCを載せているカードはANAアメックスゴールドです。
なぜ他のブランド(VISAやJCBやダイナース)ではなくアメックスにしたかというと、マイルが無期限で貯まるからです。
※ダイナースも無期限だけど使い勝手的にアメックスに軍配があがる
アメックスのポイントプログラム(メンバーシップ・リワード)にはポイントの有効期限がなく、好きなタイミングでANAマイルに移行できる。ポイントを「マイルの貯金箱」みたいに使えるわけです。
サラリーマンで子持ちだと、「来月ハワイ行こう」とか自由にはいかないんですよ。家族のスケジュール、仕事の繁忙期、子どもの行事、全部調整してようやく旅行が決まる。ANAマイルの有効期限は通常3年ですが、3年以内に使い切れるかというとけっこう怪しい。特典航空券を取りたい路線の空き状況もあるし、家族の予定もある。「あと半年でマイル失効するから無理やり使わなきゃ」みたいなプレッシャーはいらない。
だからアメックスのポイントとして無期限でプールしておいて、「よし、今年は家族で行ける」となったタイミングでマイルに移行して特典航空券を取る。
この使い方が性に合っているのです。
VISAやJCBにすれば年会費は15,400円ぐらいまで下がりますが、マイルの有効期限3年という制約がつく。
年会費の差額よりも「いつでも引き出せるマイル銀行」としての価値の方が大きいので、ANAアメックスゴールドを選んでいます。
SFCのブランドは正直どこでもいい
ついでに言うと、SFCをどのブランドに載せるかは正直どこでもよくて、SFCの特典自体はどのカードで発行しても同じです。
ラウンジが使えるとか優先搭乗ができるとか、そのあたりはブランドに依存しません。
なので私の場合は「SFCだからアメックスにした」のではなく「アメックスゴールドを使いたいからそこにSFCも載せた」という順番です。
SFCはカード選びの主軸ではなく、あくまでついてくるもの。
年会費が変わらないという地味に大きい話
ANAアメックスゴールドには面白い特徴があって、SFCなしの通常版もSFCありも年会費が同じ34,100円(税込)なんです。
つまりSFCがおまけで付いてくるようなもので、SFCを解約する金銭的メリットが特にない。
仮にSFC LITEになってラウンジが使えなくなっても、「じゃあSFC外すか」としたところで年会費は同じ34,100円です。
安くならない。
であればLITEでも優先チェックインや優先搭乗は使えるし、SFCを外す理由がない。
これが他のブランドだと話は変わってきて、たとえばVISAやJCBでSFCゴールドを持っている人は、SFCを外して通常のゴールドに戻せば年会費が若干安くなるケースがある。
そうなると「ラウンジも使えないのに余計な年会費を払い続けるのか」という判断になるのは理解できます。
でもアメックスゴールドの場合はそこが変わらないので、解約する経済的合理性がないんですよね。
300万修行はするのか
では来年以降、SFC PLUSを維持するために年間300万円の決済修行をするかどうか。
正直なところ「わからない」です。
ふるさと納税や税金の支払い、家族カードの合算を使えばいけなくもないかもしれない。
ただ「しなきゃいけない」とは思っていません。
私がANAアメックスゴールドを持つ理由はマイルの無期限プールであって、SFCのラウンジアクセスはおまけ的ポジションだからです。
ラウンジ使えたらラッキー、使えなくても「まあしょうがないか」で済む。
それに300万修行を意識しすぎると、本来は他のカードで決済した方がお得な場面でも無理やりANAカードを使う、みたいな不合理な行動になりかねない。
アメックスプラチナやダイナースに回した方がいい支払いもあるわけで。
自然体で生活して、結果的にPLUSになれたらラッキーぐらいの温度感でいこうと思っています。
まとめるとこういうこと
ネットでは「解約一択」「維持一択」と意見が割れていますが、結局、自分がそのカードに何を求めているかで答えは変わります。
SFCのラウンジが最大の目的だった人には深刻な改悪でしょう。
300万円の壁は高い。でも私のようにカード自体の機能(マイル無期限)に価値を見出していて、SFCはついでにラッキーぐらいの人間にとっては、正直あまり影響がない。
冷静に考えれば、数十万円の修行一回で一生ラウンジ使えた旧制度が異常にお得すぎたんだとも思います。
10年前に一回修行した人と、毎年コンスタントにANAにお金を落としている人で同じサービスというのは、後者からすれば不公平だとも言える。
まあ、こんなことを言っておきながら、いざ2028年4月にLITEになってラウンジ入れなくなったら「やっぱり300万修行しとけばよかったー」と後悔するかもしれませんが。
そのときはそのときで。